年末に差し掛かると話題になるNHK『紅白歌合戦』の出場者。
2022年紅白歌合戦では、韓国アイドルが過去最多の5組出場すると発表されました。
韓国アイドルの出場が多い理由は何なのか、見ていきましょう。
2022紅白歌合戦に韓国アイドルが過去最多5組
2022年12月31日大みそか恒例の『第73回NHK紅白歌合戦』(2022年12月31日19:20~23:45 NHK総合)
2022年11月16日に東京・渋谷のNHK放送センターで2022年紅白歌合戦の出場者が発表されました。
内訳は、赤組が女性アイドルグループ4組、白組が男性アイドルグループ1組ということです。
【赤組・女性アイドルグループ】
『NiziU(ニジュー)』
『TWICE(トゥワイス)』
『IVE(アイヴ)』
『LE SSERAFIM(ル セラフィム)』
【白組・男性アイドルグループ】
『JO1(ジェイ オー ワン)』
『NiziU』と『TWICE』はご存じの方も多いと思います。
韓国系事務所に所属する9人組の日本人ガールズグループ『NiziU』
『NiziU』は今回で3年連続3度目の出場。
また、K-POP第3世代の看板グループで、日韓台9人組ガールズグループ『TWICE』は3年ぶり4度目の出場になります。
『LE SSERAFIM』と『IVE』はK-POP第4世代の看板グループ。
韓国国内で昨年12月にデビューした『LE SSERAFIM』と今年5月にデビューした『IVE』は今回が初出場です。
『IVE』は日本で正式にデビューしてから1ヶ月、『LE SSERAFIM』は実は日本での正式デビュー前だったりします。
それにも関わらず2022年紅白歌合戦に出場が確定しました。
その理由として『LE SSERAFIM』と『IVE』は韓国メンバーだけではないことが挙げられるかもしれません。
日本でも人気を集めた日韓プロジェクトグループ『IZ*ONE(アイズワン)』出身のメンバーが含まれているのです。
日韓5人組ガールズグループが『LE SSERAFIM』、日韓6人組ガールズグループが『IVE』です。
また、白組・男性アイドルグループ『JO1』
こちらは日本人11人組グループですが、日韓合弁会社のLAPONEエンタテインメントに所属しています。
今までの紅白歌合戦で韓国アイドルの出場が多かったのは2011年『第62回紅白歌合戦』
東方神起、KARA、少女時代の3組が出場していました。
当時は韓国人メンバーのみだったことに比べると、日本人メンバーが在籍するなど変わってきた部分もあります。
しかし、今回は韓国アイドルグループが過去最多の5組出場するとのこと。
2022年紅白歌合戦に韓国アイドルが多い理由は何でしょうか?
プロモーションの差なのでしょうか?
2022紅白歌合戦に韓国アイドルが多い理由は?プロモーションの差?
2022年『第73回NHK紅白歌合戦』に韓国アイドルの出場が多い理由はなんでしょうか?
2022年紅白歌合戦の加藤英明・制作統括は、報道陣の取材で以下のように話しました。
「韓国のグループに関しては日本のマーケットだけでなく、世界のマーケットを意識されているというのを今年改めて実感した」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d5b08983602230de4cef0bdd8182a7bea8f7d1b
韓国アイドルのパフォーマンスは、
・発表されるとすぐにインターネット上で見られるようにYouTubeなどに展開される。
・インターネットに上がったものは、世界中で見ることができる。
・日本のファンがインターネットに上がるのを待つのと同じように、世界規模でそれを待っている人々がいる。
・世界規模に広がるリアルな反響を実感させることのできる韓国アイドルのプロモーション力。
そのインパクトが大きかったようです。
また、韓国アイドルのプロモーションに関しては、音楽評論家の富澤一誠氏も以下のように話します。
「韓国は国策としてエンタメを後押ししているだけあって、ビジュアル、ダンスのレベルが桁違いで、一瞬にして引き込む“瞬間力”に優れている。
そのためTikTokに代表される動画系SNSに圧倒的に強い。
一方、日本のアイドルはダンスのクオリティーが上がったとはいえ、メロディーによる“浸透力”がメイン。
“バズる”ことを期待すれば必然的にK-POP色が強くなるのは言わずもがなでしょう」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc2fe06cd36d0484e0b6f754d84c2074c8203c71
近年デビューしている韓国アイドルは、コンセプトがハッキリしていて分かりやすいと言います。
また、韓国では音楽番組のパフォーマンスをYouTubeやTikTokなどにすぐにアップすることが多くあります。
コロナ禍でインターネット動画を視聴する機会が増えたことは、韓国アイドルの知名度アップに貢献したようです。
世界中で韓国アイドルが披露する完成度の高いパフォーマンスを見ることができる。
そのため人気は国内でとどまることなく、世界中に広げることが可能なのです。
実際に、アメリカ『ビルボード』をはじめとした海外の主要音楽チャートでもランクイン。
新型コロナによる入国規制も緩和され、多くの海外公演を成功させています。
ホリエモンこと堀江貴文さんも「今一番厳しいところですよ、韓国って。世界でもトップクラス」と話します。
K-popアイドルになりたいという女子大生にアドバイスをしたYouTubeでの1コマです。
韓国アイドルはライブエンタメの世界と勝負している。
ぼやっとしたコンセプトではなく、たとえば自分のパフォーマンスをYouTubeで10億回数視聴してもらうなど数値目標が必要。
芸能界では何が成功なのか明確な基準がない。
そのため自分で明確な目標と、いつまでに達成させるかのビジョンを持つことが必要だと話していました。
日本で有名なジャニーズ事務所。
ジャニーズ事務所入りを希望する子の志望理由に多いのが「アイドルになりたい」だそうです。
K-POPを目指す子たちに一貫するのは「アメリカで通用したい」という志望理由です。
アイドルという目先の目標を口にする日本のアイドル志望者と、アイドルになった先を見据えたK-popアイドル志望者。
明確なコンセプトを打ち出し、持ち前のプロモーション力で売り出すK-popアイドル。
その姿勢に見習うべきものは多いと言えるのかもしれません。
しかし、2022年紅白歌合戦に韓国アイドルが多い理由はそれだけなのでしょうか?
2022紅白歌合戦に韓国アイドルが多い理由は?事務所の力か?
2022年紅白歌合戦に韓国アイドルが多いもう1つの理由。
まず、6人組ガールズグループ『IVE』は韓国の事務所・STARSHIPエンターテインメントに所属しています。
『IVE』は2022年紅白歌合戦に出場しなくても、大晦日には韓国のMBC歌謡祭に出場していたと思います。
それにも関わらず、日本の2022年紅白歌合戦に出場が決まった。
その背景には『IVE』の日本での運営を担っている日本の大手事務所の力がありそうです。
実は『IVE』の日本の提携先事務所はアミューズなのです。
NHK紅白歌合戦では毎年アミューズ所属のアーティストが何人か出場しており、アミューズ枠があると言われています。
そのため、日本での知名度アップを図りたいアミューズ側の意向で出場が決まったのではないか?という話も。
真偽のほどは分かりませんが、ありそうな話ではあります。
また、『LE SSERAFIM』はBTSなどのレーベルを擁するHYBE所属です。
しかし、『LE SSERAFIM』に所属するSAKURAこと宮脇咲良の日本での個人活動は秋元康さん系の事務所が担当。
アーティストを出したいHYBEの思惑と、NHKの秋元康さん系事務所への配慮もあり、出場が決まったのではないでしょうか。
『TWICE』と『NiziU』は韓国の大手プロダクションの1つ、JYPエンターテインメント所属。
JYPエンターテインメントは日本にも支社があり、両グループとも過去に紅白へ出場した実績があります。
NHKと何らかのパイプも繋がりつつあるのかもしれません。
最後に、白組で出場する『JO1』はLAPONEエンタテインメント所属。
LAPONEエンタテインメントは日本の吉本興業と韓国のエンタテインメント企業・CJ ENMによる合弁会社です。
LDHグループが紅白から抜けた穴に入ったとささやかれていますが、実力は折り紙つきです。
ただ、事務所に吉本興業がついているという点では、2022年紅白出場に事務所の力もあったかもしれません。
まとめ:2022紅白歌合戦に韓国アイドルが多い理由は?最多5組発表!
2022年紅白歌合戦で韓国アイドルが最多5組出場すると発表されました。
韓国アイドルの出場が多い理由は主に2つ。
1つは、韓国アイドルのプロモーション力が優れていること。
韓国アイドルが世界規模で活躍している事実は見逃せません。
もう1つには、韓国アイドルが所属する日本の事務所の力がありそうです。
世界を圧巻するK-popアイドルブーム。
今回の紅白を境に、また一段と人気に火がつくかもしれませんね。
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