2022年東京都は、米を配ることを発表しましたが東京都はなぜ米を配るのでしょうか。
低所得(住民税非課税)世帯対象となっているのか、クーポンなのか調べてみました。
現物なのかクーポンなのか、お金なのか気になるところですよね。
この記事では、東京都がなぜ米を配るのか、そしてクーポンなのかまとめています。
東京都が低所得(住民税非課税)世帯対象に米を配布を決定!
東京都内の住民税非課税となる低所得世帯が対象となっていて、その数は約170万世帯。
支給に関しては、1世帯あたり1万円から1万5千円分の支給となっていて2023年3月ぐらいを目標に支給する予定となっています。
ちなみに住民税非課税の世帯は、地域によって少し差があるものの大体の目安がこちら。
- 障がい者
- 未成年者
- 1人親の世帯
- その年の1月1日現在で生活保護を受けている人
所得金額については、前の年の合計所得が135万円以下の人が対象となります。
給料をもらっている場合、大体204万円前後が目安となっています。
また、アルバイトやパートの場合や年金で生活している人の金額の目安がこちら。
- アルバイトやパートの収入:100万円以下
- 65歳以上で収入が年金受給のみ:155万円以下
- 65歳未満で収入が年金受給のみ:105万円以下
- 不動産収入等所得がある場合:収入から必要経費を引き合計の所得が45万円以下
東京都が発表した情報によると、米の量は大体1世帯で25キロ。
希望する場合は、野菜や飲み物も選べるそうなので選択肢も少し増えるようですね。
今回の支給の全体的な金額については、約300億円。
2022年12月に開催予定の都議会定例会に提出し、その後支給といった形になります。
この東京都の米の支給に関しては、多くの意見があがっていました。
「非課税世帯 ひとり親 そればかり」
「物価高で困るのは国民全員同じだけど」
「今働いているのに困窮している人への手当てが必要だと思う」
「シングル親で困窮している方には届かないなど公平には程遠い」
「困っている人=住民税非課税世帯の考えを改めないとダメな気が…」
「配布するなら東京都民、いや日本人全てに配布して頂けると助かる」
困っている人に支給というのは良い事ではあるものの、いろいろな意見があがっていました。
東京都はどうして米を配るの?低所得(住民税非課税)世帯対象!
では、東京都はなぜ米の支給になったのでしょうか。
さらに、昨今では米粉のパンをPRするなどで米を主食にしたり米を消費したりすることを呼び掛けています。
今回の東京都の米の支給によって、支援することはもちろんですが農業の振興に繋げるという思いもあるそうですね。
実際、小さいお子さんが何人かいる家庭では、小麦の価格が高くなったことでパンから米に切り替えた家庭もありました。
朝はパンを食べていた家庭も、小麦の高騰で値上がりしたため朝ごはんを米にしたという家庭も。
東京都お米を配るニュースをみる。
— まめ (@mamedesu_yo) November 20, 2022
実際、富裕層が多く住むと呼ばれている地区でも役所がフードバンクみたいな事をやっている。年末年始に向けてお米が凄く喜ばれます長期保存出来るお蕎麦や缶詰等も◎年中配る量が足りないというのは意外だった。制度を知らない人が多いのも現実。お米食べてパワー!
お子さんの人数が多いと、1か月で米を10キロ購入しても足りない時があり、フードパントリーを利用する家庭も多くなっています。
ちなみに、フードパントリーとは経済的な理由で食べ物に困っている人を助けるためのもの。
フードパントリーと聞くと食品を配るというイメージが大きいですが、実際は利用したい人の状況を判断して支援が行われています。
- 高齢者
- 障がい者
- 経済的に苦しい家庭
- ひとり親の家庭
フードバンクは個人からの食品の寄付も受け付けていますが、食品=何でも寄付できるというわけではありません。
缶詰やフリーズドライ、そしてレトルト食品や米など日持ちする食品が必要とされています。
その中でも米は主食であり必要とする量が多いため、どの家庭でももらえると助かりますよね。
他の地域の支援は?
東京都の場合は都内の住民税非課税の低所得世帯が対象となっていますが、全世帯へ支援を行う地域もあります。
一部ではありますが、
- 北海道札幌市:水道代を減額(2か月で税込み2904円分)
- 兵庫県香美町:1万円分のガソリン券支給(車を使う人が多いため)
- 宮城県富谷市:6000円分の燃料券(対象は灯油など)
地域によって対応しているのは、とても良いことですよね。
水道代やガソリン代など生活していく上では必要なので、ありがたいことだと思います。
東京都の配布はクーポンか?お金か?
東京都は米を支給することを発表しましたが、その配布はクーポンなのかお金なのかなど気になるところですよね。
当初は現金での支給や商品券などの対応も検討していたものの、
- 現金:支給したことによる課税対象になると一定額を差し引かれる可能性がある
- 商品券:店舗で利用するときに低所得世帯と周囲に知られる恐れがある
という理由から、現物の支給となることが決定しました。
野菜などの組み合わせもできるものの、米のみの場合はその量が約25キロ。
ネット上では不安の声もあがっています。
「25キロの米なんて宅急便だといくらになるの?」
「でも取りに来てもらう形にすると保管コストや受渡しスタッフの人件費がかかる」
また、転売対策のため現物支給は良いという意見があるなかで、住民税非課税の世帯は自炊率が低いという意見も。
東京都が米を配るという話だけど、メルカリやヤフオク等の転売対策をしっかりしているのであれば、1万円配るよりありやな。という気はする。
— 役物連続作動装置 (@sayless2) November 20, 2022
ただ、米もらえる世帯は、自炊率が低いとの事なので、そのフォローをやな…。
youtuberに、米炊き配信とか、米のお供とかの動画を依頼したらええんとちゃう
「そもそも炊飯器や鍋すら持っていないかもしれない」
「米を支給するなら炊飯できない環境を支援するのが先かも」
「周りの低所得世帯も冷蔵庫やレンジ、炊飯器などの家電が揃った家なんてない気がする…」
いろいろな意見がありますが、まだ年明けや3月まで時間があるので変更となる可能性もあるかもしれませんね。
まとめ:東京都はどうして米を配るの?低所得(住民税非課税)世帯対象!クーポンか?
東京都はなぜ米を配るのかについて、まとめてみました。
小麦の価格の上昇や、家庭にはどうしても必要なものなので支給となったのではないでしょうか。
住民税非課税の低所得世帯が対象となっていて、その数は東京都の170万世帯。
また、当初はクーポンなどの考えもあったようですが現物支給になることが発表されています。
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