2022年2月4日に開幕した北京オリンピック。
怪我や転倒などの事故が起きたことが報道されています。
競技や練習中の怪我や転倒などの原因は、コースが人工雪だからなのでしょうか?
北京オリンピック2022の事故の理由などを調査していきます。
北京オリンピック2022では大半が人工雪!しかも化学物質も入ってる?
まずは、北京オリンピック2022が行われている会場の状態について調べてみました。
スキーやスノーボード競技が行われる張家口と北京は、積雪量が少ない地域。
そのため中国政府は、雪を降らせるための触媒を入れたロケット弾を雪雲に向かって打ち、たくさんの雪を降らせる「人工増雪」を行いました。
それだけでは足りず、大会期間中は100台以上の発電機と「スノーガン」と呼ばれる人工降雪機300台をフル稼働させ、人工雪を山肌にまいてコースを作っています。
しかも、人口雪には化学物質も入っていると言われているため、雪質の変化や環境汚染も心配されています。
米放送局「CNN」が発表した、英ラフバラ大学と環境保護団体が共同で執筆した報告書によると、
「エネルギーと水を大量に消費するだけでなく、融解を遅らせるために頻繁に化学物質を使用し、多くの競技者が予測不可能で潜在的に危険な路面になってしまうだろう」
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/03e133f6907f59808197d67cfcbb13d0999293b6
とのこと。
かねて中国政府は「雪を作るための水は、自然の降雨とリサイクルされたもののみを使用している」と主張している。
ところが、同調査では「もともと乾燥した気候に会場があるので、スノーマシンで凍らせた化学処理済みの水を推定4900万ガロン(約2億2200リットル)使用している可能性がある」と分析。
その上で「高い水の利用率は、すでに不足している地域の資源にさらなる圧力をかけることになると懸念されている」と指摘した。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/03e133f6907f59808197d67cfcbb13d0999293b6
化学物質の心配だけでなく、水不足の原因にもなってしまっているのですね。
さらには、大量のエネルギーの消費や多額の費用も発生。
いくらオリンピック競技のためとは言え、犠牲になっているものが多いように見えます。
そして最も問題となっているのが、人口雪の危険性です。
スノーボード女子スロープスタイルのアメリカ選手、ジェーミー・アンダーソンは、
「思っていたよりも(コースは)いい感じだが、『防弾の氷』のよう。
決して転びたくはない」
引用:https://mainichi.jp/articles/20220205/k00/00m/050/202000c
と記者会見で答えていました。
選手たちにとっては、転倒が命取りになるほどのリスクがあるのですね…
ただでさえ高度な技が繰り広げられ、危険性の高い競技であるにも関わらず、硬い雪の上でパフォーマンスをしなければならない状況。
緊張感が高まり、いつも通りの力が発揮できるのか心配ですね。
やはり、北京オリンピックでの怪我や転倒などの原因は人工雪なのでしょうか?
北京オリンピックで怪我や転倒などの原因は人工雪?事故の理由などを調査!
北京オリンピックで怪我や転倒などの原因は、人工雪なのでしょうか?
事故の理由などを調査しました。
それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
天然雪
まずは、天然雪の特徴から見ていきましょう。
メリット
- 空気が多く含まれていて、雪質が柔らかい
- 転倒しにくく、怪我につながりにくい
デメリット
- 天候や場所に左右されやすい
- 質に変化が起きるため、滑りに違いが出やすい
天然雪は空気が含まれているので、降ったばかりだとふわふわの柔らかい雪が積もります。
転倒した時の衝撃が少ないので、痛みや怪我のリスクは低くなりますね。
その分、その日の天候や日の当たり加減など場所によってコンディションが違うというのも大きな特徴。
気温も湿度も高ければべったりとした湿った雪になり、逆に気温も湿度も低ければサラサラのパウダースノーになります。
人工雪
次に、人工雪の特徴です。
メリット
- 降雪量が少ない地域でも、どこでもスキー場を作ることができる
- 滑りやすいため、上級者にとってはスピードを楽しめる
デメリット
- 硬くて滑りやすいため、転倒しやすい
- 転倒した際の衝撃が大きく、怪我につながりやすい
人口雪はどこにでも雪を降らせることが可能でアクセスしやすい場所にスキー場を作れるため、誰でも気軽に行けるところが魅力。
しかし、雪中の水分の密度が高く、硬くて滑りやすいという特徴があります。
氷を砕いて作り出した雪であるため、よりアイスバーンになりやすい雪質なのです。
スピードを楽しめるという側面もありますが、一歩間違えれば大きな怪我につながってしまうリスクも…
北京オリンピックの怪我や転倒などの事故は、硬くて滑りやすい人工雪が原因である可能性が高いです。
滑りやすさや好みは人それぞれですが、やはり事故の危険性が高いのは人工雪。
北京オリンピックの会場は大半が人工雪なので、選手たちは転倒や怪我のリスクを背負いながら競技に挑んでいるのですね。
また、屋外競技の選手は氷上のようなコースで滑ることになります。
極端なアイスバーン状態は日本人選手に不利となる可能性もある。
日本のトップアスリートの多くは記録も出るとされる新雪に近いコースでの滑りに慣れており、北京のような不慣れなアイスバーンでは転倒したり、他の選手と並走する競技によっては衝突のリスクが生じるからだ。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9aea05d5a157a72c5bb9ac9ed9e917fc6611a39
日本人選手にとっては不慣れな雪質で、さらに転倒や事故などの危険が高まるようです。
北京オリンピックで怪我や転倒など事故した人はいる?
人工雪の危険性についてお伝えしてきました。
では、実際に北京オリンピックで怪我や転倒など事故した人はいるのでしょうか?
2月3日、スノーボード代表の芳家里菜(よしか りな)選手が公式練習中に転倒し、脊椎損傷と診断され大会を欠場することになりました。
練習中に転倒スノボ芳家里菜が脊椎損傷で五輪欠場マヒはなく、現地で治療後に帰国へ#日テレNEWShttps://t.co/5RgRFeFCYa
— 日テレNEWS (@news24ntv) February 3, 2022
日本オリンピック委員会(JOC)が、2月3日の夜に発表した情報です。
JOCなどによりますと、芳家選手は3日午前中から行われた練習で、ジャンプからの着地で転倒し腰のあたりを強く打ち救急車で病院に搬送されていました。
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220204/k10013466041000.html
スノーボード 芳家里菜が練習中に腰あたり強打 病院に搬送 #nhk_news https://t.co/3DV1vY5tvC
— NHKニュース (@nhk_news) February 3, 2022
救急搬送された大会組織委員会の指定医療機関で、脊椎損傷が認められたそうです。
5日のスロープスタイルで14日のビッグエアにエントリーしていたが、ともに欠場。
麻痺などはなく、必要な治療を受けた後に帰国する予定とのことです。
芳家里菜選手のプロフィールがこちら。
- 名前:芳家里菜(よしか りな)
- 生年月日:1999年4月9日
- 年齢:22歳(2022年1月現在)
- 出身地:愛知県
- 所属:STANCER
- 出場予定種目:スロープスタイル、ビッグエア
主な成績がこちら。
- 2015年全日本選手権・スロープスタイル:優勝
- 2019年NZ FREESTYLE OPEN・スロープスタイル:優勝
- 2020年JAPAN SLOPESTYLE OPEN Asian Cup:優勝
- 2020年US Revolution Tour・ビッグエア:優勝
- 2020年US Revolution Tour・スロープスタイル:2位
- 2021年ワールドカップ・スロープスタイル:9位
数々の大会で優勝経験のある有力選手です。
芳家里菜選手にとっては、初めてのオリンピック出場でした。
オリンピック決まりました🥺🙏 pic.twitter.com/F9DLARNv81
— 芳家里菜 (@Rina1149Snow) January 20, 2022
麻痺などはないということで少し安心ですが、念願のオリンピックで途中欠場というのはとても悔しいことと思います。
芳家里菜選手にとっては辛い結果となってしまいましたが、今は体を休めて無理なく過ごしてほしいですね。
まとめ:北京オリンピック2022で怪我や転倒などの原因は人工雪?事故の理由などを調査!
北京オリンピック2022の怪我や転倒などの原因について調査しました。
事故の理由としては、硬くて滑りやすい人工雪が原因である可能性は高いです。
もちろんそれだけとは言えませんが、転倒した際の衝撃は大きく、怪我につながりやすい傾向にあります。
今後の競技では、怪我や事故などが起きないことを祈ります。
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。